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鈴木正三杯 女子編

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鈴木正三杯

女子は予選シードのため1月19日にベスト8決めと準々決勝があり、深川と清瀬を破り東京都ベスト4になりました。これで準決勝で私たちは青葉と対戦することになりました。

青葉とは今年で3回目の試合でした。1回目はスポ少の春の大会で勝ちました。2回目は秋の優勝大会で負けました。

試合の後、コーチから「試合に出ないから私は関係ないんだと思っているんだろう」と言われ、私は悔しさより悲しさの方が大きかったです。秋の優勝大会後、リトルのメンバーが一人やめ、ケガ人も出たために私の出番がいつもより増えました。私は5年生からバスケを始め、よくわからないことだらけでした。でも今、私は試合に出られるようになりました。そして頑張って練習し、この冬「関係のない私」なんていなくなりました。もっと上手くなって、シュートを決めて、試合に出たらチームの役にたてたらいいと思いました。

最初は”全国大会”の意味がよくわかりませんでした。でも、だんだんと全国大会に出たいと思うようになりました。鈴木正三杯で優勝すれば、全国大会にいけるかもというリトルの夢があったので、みんな全力で練習しました。男子も準決勝対策の練習につきあってくれました。

1月26日にいよいよ準決勝青葉戦です。アップの時にコーチがくれた試合対策の紙をみんなで読み返しました。

私は10人の中に入れたので、2Pメンバーとして自分のやることをしっかりやろうと思いました。
1Pがスタートして、1Pの子はすごく緊張していたと思いました。でもみんなでパスを回しディフェンスも寄っていたので、1Pは2点差で終わりました。
2Pになって、今度は私たちが緊張していました。でもみんなが積極的に攻めて2Pも2点差で終わりました。私は一生懸命がんばったけど、もっと寄ればよかった、もっと声を出せば良かった、もっと動けば良かったと思い、悔しくなりました。
3Pでは5人が落ち着いてボール運びもしっかりできていました。だから、負けていたのが逆転できました。それでも3Pの後の方でまた逆転されてしまい、3Pもリードできませんでした。
4Pは少し負けていたってあきらめないで、ベストの5人は戦いました。でも、疲れてきたのか後半の方でみんな調子が悪くなりました。焦っていてパスミスやゴール下でシュートが入らなかった時もありました。でも、みんな最後まであきらめないで戦いました
。だけど、最後は5点差で負けてしまいました。

私たちの最後の大会が終わった瞬間でした。涙は出ませんでした。悔しかったのに涙は出ませんでした。今までやってきた練習、コーチに言われたこと、自分の思い通りにできませんでした。2Pが終わったとき、全然やりきった感じがしませんでした。そして
最後はやり足りないと思いました。その気持ちはみんな同じだと思います。

リトルの夢でもあった全国大会へは行けませんでした。私は6年の最後の大会でみんなと全国大会に行きたかったです。でもここまで来られたのはチームのみんなのおかげです。みんなだけじゃなく、コーチたちや父母のみなさん、男子に支えられて頑張ってこ
られたからだと思います。

私たちは鈴木正三杯では負けてしまったけど、関東招待大会に出られることになりました。今までやってきたことの全てを出し切れる試合をしたいと思います。